「自然を感じながら仕事が出来る
会社らしくない社屋にしたい。」と仰り
社屋全体の明確なイメージもお持ちだったお客様

お庭の内と外を繋ぐ壁は杉の板目模様のコンクリート打ち放し仕上げ
導線の為の石の階段をお作りする為、
元々あった石垣を一部解体、撤去しました。
石は元々あった石垣と同じ地元香川の庵治石を使用しました。
打ち放し壁の内と外のお庭を繋ぐ壁の小さな窓部分には
石のコバ部分を見せた積み方でスッキリと仕上げ
壁の内と外のお庭の地面の高さが違う庭の魅力を表現してみました。

その窓からは小さな花が顔出す様に植え込み
階段を上がる度にその可憐さに癒されて頂けたらと思っています。

実は打ち放し壁の両側に窓があり
高さが違うお庭の地面は山のゴツゴツした傾斜のイメージで
石や植物を配し、野山の一角がお庭でも楽しめる様、
作り込みを感じさせない自然の景色の一場面をお作り致しました。

導線となるアプローチには庵治石を飛石に設置させて頂き
自然の小道を通り抜けて行くイメージで山で伸び伸びと育った
山採りの木々や下草を飽くまでも自然に植えさせて頂きました。
木々に遊びに来る鳥の囀りや風を感じながら幸せ気分で
ここを毎日通り抜けて頂けると嬉しいです。